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中国語が全く分からない私がDuolingomをはじめた理由

ビジネスの場で中国の方と接する機会が多いにもかかわらず、私はこれまで中国語を全く話せずにいました。

会議や食事の席では、会話がほぼすべて中国語で進むこともあり、正直なところそのような場に遭遇すると「地獄のような時間だなぁ」と感じることもしばしば。

そんな状況を少しでも打開したくて、最近「Duolingo」という語学学習アプリを使って中国語の勉強を始めることにしました。

本当に話せるようになるのかは未知数ですが、ほんの少しでも会話に混ざれるようになればと思っています。

また、実はDuolingoを始めたきっかけのひとつに、妻が元々Duolingoをしており、ファミリータイプで契約していたことがあります。

妻はしっかりと英語を学習したいという目的で最上位の「Duolingo MAX」を契約しており、その流れで私もこのプランに招待してもらい中国語の学習を始めました。

今回は、私のように「中国語が全く分からないけれど、仕事で必要になった」という方のために、Duolingoの特徴や学習の期待値、学習継続のコツなどについて詳しく解説していきます。

Duolingoとは?

Screenshot

1.無料で始められる語学学習アプリ

Duolingoは、世界中で人気のある語学学習アプリのひとつです。

英語、日本語、中国語、スペイン語など、多くの言語に対応しており、スマホさえあればどこでも学習できるのが特徴。

基本的には無料で使えますが、有料版の「Duolingo Plus」を利用すると広告がなくなり、学習の幅が広がります。

さらに最上位の「Duolingo MAX」を契約すると、AIが会話の相手をしてくれたり、より細かい学習指導をしてくれるようになります。

ただし、MAXプランはかなり高額なので、本気でDuolingoを活用し尽くす覚悟が必要です。

2.ゲーム感覚で始められる

「語学学習=退屈」というイメージを持っている人も多いですが、Duolingoはゲーム感覚で楽しみながら学べる仕組みになっています。

  • ステージをクリアするごとにポイントが貯まる
  • 連続学習(ストリーク)を続けるとボーナスがもらえる
  • クイズ形式で単語や文法を学習

また、同じ単語がしつこいくらい何度も出てくるので、気がつけば覚えていることが多いです。

さらに、連続で正解するとスマホがプルプルと震えたり、

間違えた問題をもう一度出題してくれたりと、

「もう一度チャレンジしたい!」という気持ちにさせる設計がされています。

Duolingoで中国語は話せるようになるか?

Duolingoだけでペラペラになるのはおそらく難しい

現時点ではまだスタートしてから55日目なので結論づけるには早いと思いますが、おそらくDuolingoだけで中国語がペラペラ話せるようになるのは難しいでしょう。

理由としては、

  • 文法の解説が少なく、実際の会話で使えるフレーズが限られている
  • 音声の発音練習機能はあるが、ネイティブとの会話に比べると実践力が身につきにくい
  • 語彙が限られており、ビジネスシーンで使う専門的な単語には対応していない

とはいえ、ゼロから始めるには十分な教材になるため、「基礎的な単語やフレーズを覚える」という目的で使うのは効果的です。

ビジネスシーンではなく日常会話向き

Duolingoの中国語は、ビジネス向けの専門用語よりも日常会話にフォーカスしている印象です。

たとえば、食事の場面で「この料理は何ですか?」(这个菜是什么?)や、

「美味しいですね!」(很好吃!)といったフレーズを学べます。

しかし、仕事で使うような専門的な単語や言い回しはほとんど出てこないため、ビジネス用途には補助的な学習が必要になります。

また、Duolingoの中国語はセクション2までしかないため、他の言語と比べると学習ボリュームがやや少なめです。

Duolingoで学習を継続するコツ

1. 毎日少しずつ続ける

Duolingoは短時間で学習できるので、毎日少しずつ続けることが重要です。

  • 朝の通勤時間の10分
  • 昼休みに10分
  • 夜寝る前に10分

このようにスキマ時間を活用することで、無理なく継続できます。

意外とアプリを起動すると同時にフォローしている仲間からポーション(経験値を多くもらえるアイテム)をプレゼントされたりします。

大体こうしたアイテムの時間が15分前後だったりするため、アイテムの効果がある時間帯は頑張っちゃおうかなとなり、気がついたら30分もやっていた、ということは割とよくあります。

そう考えるとよく考えられたシステムだなぁと思います。

2. 「話す」ことを意識する

Duolingoの問題を解くだけでなく、学んだフレーズを実際に口に出してみることが大切です。

音読をすることで、リスニング力や発音の上達にもつながります。

Duolingoの良いところは、同じ単語やフレーズが繰り返し何度も出題されることだと思っています。

1度や2度では覚えられなくても数日経ってからまた同じ単語が出てきたり、以前学習した単語の振り返りテストなどもあります。

「あ!この単語このあいだ見たな」

と思い出すきっかけづくりもできるのでいいですね。

フレーズについても同様で何度も出てくるため、初めは発音が全く分からなくても少しずつ話せるようになっていきます。

残念な点を挙げるとすれば、AIの発音診断が微妙に弱いので、発話中に「クリア!」と合格してしまうこと。

「おいおい、まだ発音中だよ・・・」

ということもままあります。

3. 目標を設定する

「1ヶ月後には簡単な自己紹介ができるようになる」など、小さな目標を設定すると、モチベーションを維持しやすくなります。

アプリ内でも目標を設定しよう、と提案してくれます。

まずは7日間、クリアするとアプリ内で使えるポイントがもらえます。

7日間が達成できたら次は14日間、といったように少しずつ目標を伸ばしていくというのもありだと思います。

4. パートナーと学習を共有する

私がここまで学習を継続できている要因の一つに、妻とお互いに「今日はDuolingoした?」と聞き合うことが日課のフレーズになっていることがあります。

この習慣のおかげで、現在は50日以上毎日継続して勉強を続けられています。

学習を習慣化するためには、家族や友人と一緒に取り組むのも大きなポイントです。

まとめ

中国語をゼロから学ぶ私にとって、Duolingoは手軽に始められる良いツールです。

とはいえ、これだけでビジネスレベルの会話ができるようになるわけではなく、補助的な学習も必要になるとは思いますが、簡単な日常生活で使う会話からスタートできればまずはOKかな、くらいの気持ちで続けていきたいと思います。

ただ、「何も話せない状態」から、「簡単なフレーズを理解できるようになる」だけでも大きな進歩ですよね。

日常会話の単語やフレーズを少しずつ覚え、ビジネスの場で活かせるようにしていきたいと思います。

私と同じように「中国語を勉強したいけれど、何から始めたらいいか分からない」という方は、まずはDuolingoから試してみてはいかがでしょうか?