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〜ワイン会で出会う、まだ見ぬ魅惑の美酒たち〜

みなさんは、スペインの「プリオラート地方」という名前を聞いたことがあるでしょうか?
実はこの地、世界のワイン好きたちの間では「一度は飲んでみたい幻の地」と呼ばれるほど、希少かつ個性豊かなワインを生み出すエリアなんです。

今回のワイン会では、そんなプリオラートを中心に、スペインが誇る多彩な5本のワインをご用意しました。この記事では、それぞれのワインの背景や味わいを、まるで旅をするかのようにご紹介していきます。どうぞお楽しみください!


Clos Corriol NEGERE(クロス・コリオル・ネゲレ)

Clos Corriol NEGERE

― 初心者から愛好家まで虜にする、陽だまりの赤 ―

プリオラート地方の中でも標高700mの冷涼なエリアで育まれたガルナッチャ、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、シラーといった高貴なブドウたち。昼夜の寒暖差により、果実味がぎゅっと凝縮され、ふくよかな香りと滑らかな飲み口を生み出しています。

このワインの魅力は、その親しみやすさ。まろやかで肉付きのある味わいは、ワインに慣れていない方にもスッと寄り添いながらも、果実の凝縮感やスパイシーな香りが飲む人の記憶にしっかりと残ります。

醸造も丁寧で、果皮と果汁を漬け込む「マセラシオン」を10日間に抑え、香りのフレッシュさを引き出し、ステンレスタンクで乳酸発酵を行うことで酸味はまろやかに。そして短期間の新樽熟成で、ほんのりとした樽のニュアンスを纏わせています。

🍽おすすめのペアリング
ポークソテー、ハーブチキン、白身魚のトマトソース煮など軽やかな肉料理との相性が抜群です。特にオリーブオイルを使ったスペイン料理と合わせれば、地中海の風が吹き抜けるようなマリアージュに。


Clos Mustardo Tinto(クロス・ムスタルド・ティント)

Clos Mustardo

― 熟成と技術が織りなす、堂々たる一本 ―

このワインの背景には、土壌・気候・技術という三拍子が揃っています。2億年以上前の粘土質と石灰質の土壌、限られた降水量の中で水をしっかりと蓄える地質、そして手間を惜しまない手摘み・選果・長期発酵という工程。それぞれの要素が、この一本の中で調和しています。

熟成はフレンチオーク樽で12ヶ月、その後ステンレス容器でブレンドとフィルタリングを経て瓶詰めされます。樽と果実のバランスが絶妙で、飲み口はエレガントながらも力強く、滑らかなタンニンが長い余韻を残します。

香りにはバルサミコや熟成フルーツ、スパイス、ココア、樽香のような香ばしさもあり、まるで古書に囲まれた静かな書斎にいるような落ち着きと品格が漂います。

🧀合わせたい料理
赤身肉のグリル、きのこのソテー、熟成チーズやチョリソーとの相性は文句なし。食後にダークチョコと合わせても格別。


Els Igols(エルス・イゴルス)

Els Igols

― 崖の上の古樹が授ける、圧倒的な個性と深み ―

標高450〜500m、急斜面の段々畑「コステレス」で育った樹齢50年以上のブドウ。斜度54度という過酷な環境は、手摘みでなければ収穫できないほど。まさに人の手と自然の闘いから生まれた、奇跡のワインです。

収穫量は1本あたりたった0.76kgという希少さ。醸造もピジャージュとルモンタージュを日々丁寧に繰り返すなど、繊細な手仕事が光ります。12ヶ月の樽熟成、そして10年以上に及ぶ瓶熟成を経て完成するこのワインは、まるで熟成された芸術品。

グラスを傾けると立ち上る香りには、ローストナッツ、コーヒー、ダークベリー、そして時間とともにスモーキーな深みも顔を覗かせます。口に含むと滑らかなタンニンとオイリーなテクスチャーが広がり、ゆっくりと長い余韻が続きます。

🌟特別な日の一杯に
記念日、熟成チーズとのマリアージュ、赤ワイン好きな方への贈り物にも。


CAVA(カヴァ)

CAVA

― 太陽と風が踊る、スパニッシュ・スパークル ―

シャレロ、マカベオ、パレリャーダという3種の土着品種をブレンドした、爽やかで芯のあるスパークリング。シャンパンと同じ「瓶内二次発酵」で造られた泡は、きめ細やかでクリーミー。甘みを加えない“Brut Nature”スタイルなので、食前の一杯にも、食事とのペアリングにも万能です。

爽やかな酸とフルーツの香り、そして後味のドライさは、飲み疲れせず、もう一杯…とついつい手が伸びる心地よさ。シンプルながら奥深い味わいで、ワインに詳しくない方にもスッと馴染みます。

🌸シーン提案
乾杯の瞬間、白身魚のカルパッチョ、アヒージョやエビ料理と合わせて。陽気な音楽とともに、会場を華やかにしてくれる一本です。


Farina Lagrima(フェリーニャ・ラグリーマ)

Farina Lagrima

― スミレとバニラの香りをまとった、陽気な新星 ―

2025年2月に登場したばかりのこのワインは、スペインの中でも力強い赤を生むトロ地方から届いた一本。品種は“ティンタ・デ・トロ(テンプラリーニョ)”100%。低温浸漬とアルコール発酵を経て、フレンチ&アメリカンオークで6ヶ月間熟成。果実味の華やかさと樽香の絶妙なバランスが魅力です。

赤紫色のグラスからは、苺、ブラックベリー、スミレの花が咲き乱れるようなアロマ。そこにバニラやカカオ、コーヒーのニュアンスが重なり、ひと口ごとに表情を変えていきます。親しみやすいフルーティさと、余韻のふくよかさが同居する、不思議な魅力のワイン。

🍝おすすめの料理
ボロネーゼやラザニアなど、トマトベースの料理と好相性。ブルーチーズと合わせても面白いです!


特別提供ワイン「茅台鳳凰荘園 西拉R4」(中国:茅台グループ)

🇨🇳 中国の名門「茅台」ブランドが贈る、幻の赤ワイン

今回のワイン会では、特別な1本として
『茅台鳳凰荘園 干紅葡萄酒 西拉R4(シラーR4)』をご用意いたしました。

中国貴州省の名門「茅台酒」ブランドが手がけるこの赤ワインは、
国内ではほとんど流通しておらず、ワイン専門店でも「見たことがない」と言われるほどの超レアワインです。

🍶 「飲めば富が手に入る」と言われた伝説の酒、茅台酒。
その茅台を生み出したメーカーが、ワイン市場に向けて満を持して送り出した渾身の一本が、この「茅台ワイン」です。

🍇 ブドウ品種:シラー(Syrah)
25年以上の古木から収穫されたブドウを使用し、
フレンチオーク樽で18ヶ月間熟成。
深いルビー色に、熟した赤い果実や黒胡椒のニュアンスが重なり、
口当たりはなめらかでエレガント。まさに
**「中国が本気で作ったプレミアム赤」**です。

✨ このワインは、中国にいる現地パートナーからお土産として特別に持ち帰っていただいた貴重な1本です。

当日は、通常ではなかなか体験できない、”中国ワインの今”も、ぜひご体感ください。