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【119日目のリアル】Duolingoで中国語学習を続けていたら、「空気」だった私に変化が訪れた話

こんにちは。
Duolingoで中国語の勉強を始めてから、気づけば119日が経ちました。

実は、学習開始から55日目のタイミングでも、こんなブログを書いていました:

👉中国語が全くわからない私がDuolingoをはじめた理由

この記事は、非常に多くの方に読んでいただき、予想以上の反響がありました。

私と同じように、

「中国語って、必要だよな…でもどこから始めれば?」

と悩んでいる方が、意外と多いのかもしれません。

あれからさらに2ヶ月近くが経ち、今日は119日目のリアルな気づきをお届けしたいと思います。

あの地獄のような時間をなんとかしたくて

私は仕事柄、中国の方とお会いする機会が多いです。
会議、商談、食事の席。
話の9割が中国語で進むことも少なくありません。

…でも私は、中国語がまったく話せませんでした。(今も、ほぼ話せません。)
通訳の方の力を借りながら、ただ同じ空間に居座っているだけ。
ひどい時は、心の中で「この状況って、ある意味地獄だよな…」と感じるほど。

そんな状況を打開したくて始めたのが、語学学習アプリのDuolingoでした。
詳しいアプリ紹介や使い方は、先ほどの55日目のブログでまとめていますので、ここでは割愛します。


119日目で訪れた「小さな奇跡」

そんな私にも、ついに変化の兆しが訪れました。

ある日、中国人との商談に同席しているときのこと。

その場でも、当然会話は中国語オンリー。

これまでは正直、何を言っているのかまったく分からず、「通訳さん、いつもありがとう…」という心境でした。
私はいつものように“空気”と化していたのですが、ふとした瞬間に、

「あれ?今のフレーズ、どこかで聞いたような…」
「うわ!これ、Duolingoで出てきたやつやん!」

と、耳が反応したんです。
実際に聞き取れたフレーズはほんの一言、二言程度。
でも、たったそれだけでその場の会話が「完全に他人事」ではなくなったんです。

これはもう、私にとっては小さな奇跡でした。そこに自分の存在が「溶け込めた」ような気がしました。


月面着陸レベルで感動してしまった話

その瞬間、なぜか頭の中で聞こえてきたのは、アポロ11号で月面着陸したニール・アームストロングのあの言葉。

「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である。」

少し大げさかもしれませんが、私にとっても同じ感覚でした。

「これは一人の学習者にとっては小さな一歩だが、私にとっては偉大な飛躍である。」

と強く感じたんです。


相手の話す言葉が「何を言ってるのか分からない音」ではなく、
「あ、これ聞いたことある!」という“意味のある音”に変わった瞬間。

これまで、商談の場では“空気”のような存在だった私が、たった一言のフレーズを聞き取れたことで、「あ、私、ここにいていいんだ」と感じられるようになったんです。

語学学習の醍醐味って、こういう「ふとした変化」にあるんじゃないかと実感しました。


わかる言葉が増えると、理解度がじわじわ上がる

もちろん、今の私はまだ中国語の文章を完璧に理解できるレベルではありません。むしろ、わからないことのほうが圧倒的に多いです。

でも、“聞いたことがある”という記憶がフレーズを拾ってくれて、相手の言わんとしていることが「なんとなく」分かるようになってきました。
この“なんとなく”が、実は理解の第一歩なんじゃないかと感じています。

最近は、聞き取れた単語に合わせて相槌を打つことができるようにもなってきました(笑)。
「对(duì)!」とか、「是的(shì de)!」なんて。

相手の言っていることに100%ついていけなくても、相手の言葉に反応できること自体が、私にとってはものすごく嬉しいんです。

継続がもたらす“気づき”と“変化”

Duolingoの特徴のひとつは、何度も同じ単語やフレーズが出てくることです。

最初は意味も発音もピンとこなかったフレーズが、
繰り返し出題されることで、いつの間にか「知ってるもの」に変わっていきます。

この“何度も繰り返される”ことに、以前は「ちょっと飽きるなぁ」と思っていた自分がいました。

でも今は、

「何度も出てきたから、自然と覚えてたんだ」

と感謝すらしています。
聞き取れた瞬間はまさに、“努力が報われた”気持ちになりました。


Duolingoだけで話せるようになるの?

55日目のときと結論は変わらないのですが、

Duolingoだけで中国語がペラペラになることは、ほぼないと思います。
ただし、「中国語に触れ続ける習慣」を作るには、ものすごく優秀なツールです。

実際に感じた効果はこんな感じ:

  • 単語とフレーズが耳に残るようになってきた
  • 読み書きよりも、リスニングと相槌が上達した(*通常の使い方だとおそらく読み書きは上達しないと思います)
  • 「知ってる」単語が会話の中に見つかるようになった

この「知ってる」が増えることで、コミュニケーションの“入口”に立てるようになった気がしています。


継続するためのちょっとした工夫

中国語が分からなすぎて「もう無理だ…」と思ったこともありました。
でも、続けられたのには理由があります。

✅ スキマ時間にやる

通勤中、昼休み、寝る前。1回5〜10分でもOK。
「やらなきゃ」よりも「ちょっとだけやろう」が続くコツでした。

✅ 妻と一緒にやっている

Duolingo MAXプランを契約していた妻に招待してもらい、
「今日もやった?」とお互いに声をかけ合う習慣が自然と継続を後押ししてくれました。

✅ ミニ目標を立てる

「1週間続けよう」→「2週間目指そう」→「30日記念だ!」と、
小さなハードルを越えるたびにモチベーションが上がります。


結論|“何も分からない”から、“少しは分かる”へ

まだまだ私は、中国語が話せるとは言えません。
でも、「まったく分からなかった世界」が、“ちょっと分かる世界”のドアを見つけたという実感があります。

これは、自分の中で本当に大きな変化です。

  • 相手の言葉が「音」ではなく「意味」になってくる
  • 会話に少しだけ“存在感”を持てるようになってくる
  • 中国語が“怖くない”ものになってくる

この感覚を、ぜひ多くの人に味わってもらいたいと思っています。


最後に|あなたも、1日5分の一歩から始めてみませんか?

「中国語が必要だけど、何から始めたらいいか分からない」
「勉強しても身につく気がしない」
「続けられる自信がない」

そんな方にこそ、私はDuolingoをおすすめします。
特別な知識も、完璧な発音もいりません。
まずは5分からの一歩。それだけで、世界が変わるかもしれません。

次にあなたが中国語を耳にしたとき、
「お、今のフレーズ、聞いたことあるぞ」
と思えたら、それはもう立派な成長です。

またしばらく続けたら、180日目の記録もお届けできればと思います。
引き続き、楽しく、気楽に、でもしっかりと。がんばっていきます!