4月22日(月)から出張で高知県にやってきました。
高知県南東部に位置する北川村。
人口１２００人ほどの小さな村です。
標高４００mの山間地にあり、１年を通じて暖かく雨が多い地域で昼夜の気温差が大きいことからゆずの栽培に適しています。
村民の多くがゆず栽培に関わっており毎年11月になると村中がゆずの香りに満たされます。
北川村で生産されるゆず製品は、中国でもリピーターが続出するほど人気商品です。
ところが昨年８月２４日に日本政府が処理水の海洋放出を開始したことを受けて、中国政府は日本産の原材料に水産物を含む製品の輸入が一斉に禁止となってしまいました。
これまで何年もかけて北川村のゆず製品を中国のお客様にお届けするべく普及活動をして、ようやく固定客やリピーターの獲得の成果が出始めていた頃でした。
原材料に水産物を使った製品については私たちも取り扱っているため、現状のままでは中国への輸出が不可能に。
打開策を検討するために中国のパートナーが来日し、今回の製造メーカーへの訪問となりました。
日本では普通に販売されているものでも、海外に輸出する場合にはその土地の規制などで商品を輸出できないということは、中国に限った話ではなく割りと良くあります。
今回、膝を突き合わせた打ち合わせをしたことで、これまで行ってきた電話やメールでのやり取りでの距離感からお互いがぐっと近づけた気がします。
これからも継続して北川村のゆず製品をお届けできるように検討していきます。
