補助金の申請について学んだこと①言いたいことは最初に持ってくる
補助金申請のための書類作成を自分が作ることになった
現在、中小企業診断士の方と一緒に補助金の申請のための準備をしています。
当初は代表である社長と診断士同士での話し合いで進める予定でしたが、それだと私の身にならないということで私が主導で申請書の作成をすることとなりました。
申請期限が決まっているので時間的に厳しいとなったら診断士が仕上げる、という段取りのもと申請書の作成に取り掛かりました。
申請書は15ページにわたり、自分の取り組みたいことについての記述をしていくわけです。
言いたいことは最初に持ってくる
ひと通り文章を作成して診断士に見せたところ、私がほぼ全ての書いた文章に赤ペンがつきました。
赤ペン、つまり修正が入ったということですね。
診断士から言われたことは次のようなことでした。
「君の文章は主張が一番最後にあるので、途中で何が言いたいのか分からなくなる」
「言いたいことは一番最初に書く」
これを徹底するようにということでした。
分かりにくい主張
私が書いた文章と、修正された文章を比較してみると一目瞭然でした。
- ○○は、〜〜であり〜〜なので〜〜となることから〜〜〜、つまり⬜︎⬜︎(主張)である。
自分が書いているときはあまり気にならなかったのですが、修正されたものの形だけ取り出してみると確かに分かりにくい
診断士が勧める書き方は次の通りでした。
- ○○は、⬜︎⬜︎(主張)である。というのも〜〜だからです。
このように一番最初に自分の言いたいことを書く。
読み手も人間、自分の主張は先に届けよう
申請書を実際に読むのはAI(人工知能)ではなく人間です。
AIだったら自分の主張をどこに書こうが構わないかもしれませんが、読み手は私と同じ人間です。
一番最初に主張を持ってくることでその続きが主張のための説明なんだな、ということが相手に伝わります。
主張が分からないまま文章を読むのは『相手は何が言いたいのだろう』と考えながら読む必要が出てくるため、とても疲れるそうです。
これまで現場系の仕事ばかりしていた私にとっては知らないことだけれど、言われてみれば「確かに!」と納得できることでした。
知らないことは恥ずかしくない
40代ともなればこういうことは知っているのが当たり前のようにも思いますが、私のように知らない人もいます。
指摘されるのを恥ずかしく思う方もいるかもしれませんが、
「へぇ!そうなんですね!」
と自分の知らないことを教えてくれた、と前向きに捉えて糧にしていきたいと思います。
このあともまだまだ修正が入る日々が続きます。